君は地面に固定されて凍りついていた。体のどこをも動かさなかった。僕が見ている間、一度も。何だか君は、辞書には載っているけれど誰も一度も使ったことのない忘れられた死にかけの言葉みたいだった。そういう言葉は確かにある。何しろ言葉というものは途…
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