懐かしいブログ

今日は2010年ごろに見かけたブログのことが懐かしくなって、もう一度読みたくなりましたが、URLもわからないし情報もなく、どうすればいいのかわかりませんでしたが、ためしに検索してみたところ、あっさり見つかりました。探していたのは、警備員として働く日々をつづったブログです。当時、僕は警備員のアルバイトをするべきか迷っていて、インターネットでいろんな体験談を探していて、その過程でそのブログを発見したのです。

そのブログには一人の人物が警備員として働く日々が記録されています。仕事の愚痴のような記述はありますが、基本的に文章はポジティヴでさわやかです。生活を楽しんでいる様子が見受けられます。警備員という仕事そのものに対する否定的な言葉は、一切ありません。そうだ、私はその文章に、当時は勇気づけられたものです。今から自分がやろうとしている仕事は、考えているほど悪くないのだと思えたものです。
ブログ主は素性を明らかにしていませんが、首都圏在住であり、建設中のスカイツリーの現場に行ったという記述があったりして、今読むとそういうのも面白いです。
警備員の仕事の内容のほかには、一切何も書かれていないのも良いです。いちばん最初の記事で警備会社に面接を受けに行ったときのことが書かれ、最後の記事では退職の顛末が書かれ、その後は一切更新がありません。ブログの目的と主旨はとても明確です。そのために、そのブログは1個の作品のような趣を備えています。

10年以上の時を経た今でもそのブログが残っていてくれたことは嬉しいことでした。私はブログ主に感謝します。
インターネットの記事はいつ消えてしまうのかわからないので好きな記事は保存しておくべきだと思いました。(以前はEvernoteのウェブクリップを使っていのですが、使わなくなってしまいました)Ctrl+Sで丸ごと保存するしかないようです。